Compositor: Yojiro Noda
"はじめまして\"そういうと
ひときはおおきなそのめが
ゆれながらまっすぐにぼくをみた
あれはまだじゅうよんのはる
それからきょうまでのひび
"あなたのこえをずっときいていた\"
もうなんていえばいい
まいごのくしゃっとしたかお
いわなくたっていいあふれるほどつたわったありがとう
きょうはなんかたのしいな
はるかむかしから\"こえ\"だけの
おさななじみでつもるはなしなんかして
どこかじぶんのじかんだけ
おなじばしょでただただえんを
えがいてはとまってるきがしてた
それがいまじゃにじゅういちのはる
むかしのてがみのへんじを
そのむねにかかえてきてくれた
ロックバンドなんてもんをやっていてよかった
まちがってなんかないそんなふうにいまはただおもえるよ
あてなもなしにかきながったゆめを
はじらいもなくさらしてきたほんねを
きみはうけとった
すてずにあたためた
となりにいるともよりも
ぼくらはしりあえた
なまえさえしらずに
ぼくらきみいわくまいにち、まいばん
あめもはれもあらしもゆきも
あきもせずはなしをしてきたらしい
ときにいみきらいとおざかり
おんしんふつうのときをえて
でもさいごにはもどってきたんだと
まわりのだれがきかずとも
はやりのうたながれようとも
じぶんにはこのうたがあったよと
ロックバンドなんてもんをやってきてよかった
まともにはなしさえできなかったこのぼくが
そんなにもきみとおもいをかわしあっていた
ロックバンドなんてもんをやってきてほんとうによかった
ひらきなおりのこころのありさまを
ながったらしいぶざまなこくはくを
かきながりつづけた
せかいにばらまいた
たやすくかぜに
まいすぐにかきけされた
でもきみはうけとった
すてずにいてくれた
かぜよりもちいさな
ぼくのこえをひろいあげてくれた
はるかなかなたへと
うたうたよとんでゆけ
あてなもなしにかきながったゆめを
はじらいもなくさらしてきたほんねを
あたりちらしたぶざまなしゅうたいを
こぼれおちたままはしらせたきぼうを
かきながりつづけて
じゅうよんねんのひびが
そしてそのしょうじょは
めのまえにあらわれた
そのて、ひとみ、むねに
てがみのへんじをやどしてあらわれたんだ